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Bisai サンプルパッケージ

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微細・精密加工規格

微細加工領域における新たなスタンダード

本工業会では、2022 年7 月に「微細・精密加工規格」部会を発足し、JIS 規格等の規定が現在の技術水準とは乖離している精度規格に関する新しいスタンダード作りを開始した。

1 趣旨&方針

「製造技術の根幹を支える“長さ寸法に対する公差(JIS B4045)”や、平面度、直角度等に関しては、1991 年に当時の日本工業規格で定められた水準から改定されておらず、この30 年以上進化していません。技術を公知にする役割を果たすはずの規格の意味が失われた中で、実際の現場では、各社毎、設計者ごとの知識で寸法公差を記して対応しており、これが高度な技術の共有化を阻害していることは否定できません(「微細・精密加工規格」部会 発起人 株式会社入曽精K.Saito)」
このような問題提起の下、「顧客、市場は、“精密、微細加工技術”と品質を保証する“規格”を把握することで、“これなら、設計ができ、製品化が期待できる”と心を動かされるのではないでしょうか( 微細・精密加工部会 三重野部会長)」という仮説を立て、本部会をスタートした。

2 2024年現在の進捗

「微細・精密加工規格」部会では、発足後2 年超となった2024 年9 月現在、会員企業からテーマを募集し、具体的な試作&測定を行っている。現在6つの指標モデルを設定、試作No1 ~6となっている。

微細・精密加工規格サンプル No1 ~ 6

 

「サンプル本体」と「加工内容、測定結果、企業情報」を記録したUSB メモリーをパッケージ化し、一部のサンプルは外販を開始している。

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