一般的に小径止まり穴にめっきを施す際は、めっき液が穴底まで入りにくく、穴壁と穴底に均等な膜厚でめっきを定着させることが難しい。そこで今回は、どの程度の小径穴でどの程度の膜厚でめっきを定着させることが可能かトライを行った。

小径止まり穴指標モデルイメージ

小径止まり穴指標モデル　寸法図

今回は指標モデルとして、φ 0.3 ～0.5 サイズの小径止まり穴を３つ開けたサンプルにめっきをかけた後、カットモデルを製作し、止まり穴底面の膜
厚を測定する。直径と穴深さの比率は10 倍で統一し、下図のような指標モデルを設定した。

用途

「近年微細止まり穴へのめっき加工は、半導体製造装置、電子部品等の分野で需要が高まりつつある。φ1.0 を下回る穴加工へのニーズも増えており、上記結
果を設計者の方々の参考にして頂ければ幸いである
（株式会社エルグ桐原社長）」

加工担当：株式会社エルグ／株式会社ワークス